最初は走っている女の子からお話が始まり・・・ではなくて、後戻りし始めます。タイトルどおり「そのまたまえには」と、現在からどんどん過去へ話がさかのぼっていくのですが、実はそれが有名な昔話の一部だったり、そのお話の主人公が実は他のお話とも関係していたりと、お話同士がつながっていくのがおもしろいです。
さらにどんどん昔にいくと・・・、もっともっと壮大な歴史をたどるような、哲学的なお話でもあるような、とっても奥の深いお話だと思いました。
息子には少し早かったかな?お話がどんどん戻っていくのは興味深く聞いていましたが、まだ知らない昔話が多いことに気づきました。
どうせなら、この絵本に出てくる昔話を全部読んでからの方が、もっと楽しめるだろうなと思います。