1955年に実際にあった話だそうです。
読み終わって 100年間違ってるのでは?と感じました。
でも 本当に1900年代の
そして私が生まれるほんの少し前の出来事であることに
とても衝撃を受けました。
黒人の女性ローザが
白人男性に席を譲ることを拒んだことで逮捕されるという
なんとも理不尽な事件が起こったのです。
差別はしっかりと残っている時代だったのですね。
そういえば 中学の社会科の授業で
お店の入り口も 白人用と 黒人用とに分けられている所がある…
と聞いた事があるのを思い出しました。
これがきっかけとなり 大きな社会運動が起こり
最高裁判所の裁判官に
肌の色でバスの席を分けるのは違法だ…
という判決を下させます。
社会運動に参加した大勢の人たち…
最高裁で判決を下した裁判官…
そして 混雑するバスの中たった一人で「NO」と言ったローザ…
たくさんの人の勇気が
今の差別の少ない社会を作り上げてきた…
(無いと言い切れないのが悲しいですが…)
そんな事実を知る良いきっかけになる絵本だと思いました。