りすとねことあひるという、ちょっと変わった組み合わせの三人が
ひとつの家に仲良く住んでいます。(この家が丸い形でキュートなんです)
いつもかぼちゃスープを作るときは、ねこが切り分け、りすがかきまぜ、
あひるが味付け・・・と役割が決まっているのですが、
ある日あひるが「ぼくがスープをかきまぜる!」と言い出したため
大喧嘩に!
あひるは家出してしまいます。
三人はまた楽しく暮らせるでしょうか?
本当に仲の良い関係だからこそ、相手を思いやって寛容に受け入れることも
大切だと教えてくれるお話。
丁寧に描かれた、優しいタッチの動物たちが可愛らしく、
小気味良いリズムで訳された文章なので、読み聞かせに向いている
と思います。