いせひでこさんはこの絵本を出したころ
愛犬のグレイを亡くしたそうです。
長らく闘病中だったグレイとの日々を描いた『グレイのしっぽ』を読み伊勢さんのグレイへの並々ならぬ愛情を感じていたところにきて この絵本を読んだ私は何とも言えない切ない気持ちになりました。
それは様々な空の様子の中の1つのページにグレイがいたからです。
そらを見上げればいつもグレイがいる。
いつまでも変わることのない伊勢さんのグレイへの愛情にじーんとします。
伊勢さんの描く空と添えられた文章を見ていると
空には大地があり海があって生物の起源は本当に空なのではないかと思えてくるから不思議です。
様々な雲の表情に癒される1冊でもあります