笑えるところあり、ホロリとくるところあり、人気の絵本であることが納得できました。
おさるさんがりんごを持って逃げる、そして大きな動物たちがそれを追いかける。そして、おさるさんはがけから落ちたふり。動物たちはあきらめて帰ったふり。再び出会ったおさるさんの胸には、かわいいこざるがいました。こざるのためにおさるさんは必死にりんごを抱えてにげたんだよね。その気持ちわかるわかる。でも、おさるさんは動物たちにそんなりんごを差し出す…胸がきゅんとします。
そして動物たちは、「やれやれ」と帰っていきます。親が子をおもう気持ちをだれもがもっているから、許してあげられたんですね。
子を愛する気持ち、仲間を許す気持ち、私たち人間にとってもなくしてはいけない大切なことだと、再認識しました。
小学校などで、読み聞かせをしたいのですが、小さなこざるまでよく見えるような大きな絵本があったらいいなと思います。