にじうおの住む海に見慣れないさかなが、、。
それは重病を患ったこぶうおです。
鼻の長いお医者様の言うことには、赤い海草を食べさせるといいとのことですが、それは悪魔の住む場所に生えているのです。
海の仲間たちは取りに行くことを拒みますが、にじうおとあおいさかなはいくことを決意します。
相変わらす、美しい海の世界に浸れる絵柄が魅力的。
今回のお話は「幽霊の正体見たり枯れ尾花」といった感じなのですが、にじうおの勇気と思いやりに感心できる内容になっています。
日本人作家の絵本には、こういったストレートに説教じみたものは少ないので新鮮です。
なかなかいいと思います。