きつねは自分が食べるために太らせようとひよこやあひる、うさぎに
ごはんをあげたり、親身になってお世話します。
初めは自分のためにしていたことが次第に人のためにという心に
変わっていくきつねの純粋な心にほろっときました。
「やさしい」とか「神様みたい」とひよこたちが言っているのを聞き
ぼうっとなって照れてみたり、素直に喜んでいる姿がとてもかわいらしい一面。
最後、きつねがオオカミと勇敢に闘ったのは、初めの食べようとしていた欲深い心からではなく
本当にひよこたちを守ってあげたいという気持ちからだったんじゃないかと思います。
子供たちはまだ奥深いところまでは読み取れていないようですが
「あったとさ」など昔語りなところが新鮮なようで喜んで読んでいます。