この本は、ぜひぜひ小学生に読んでもらいたいです。
低学年では難しいのですが、中学年だと読めるお子さんもいると思います。
6年生のケイタが主人公です。
ケイタは3人の転校生と仲良くなってきました。
偶然にも3人とも名前は「ユウキ」です。その出だしでぐっと引き込まれました。
ケイタにとって3人のユウキとの思い出は、良いものばかりではありませんでした。
ケイタは傷ついていました。
その心のわだかまりを新しい転校生が解放してくれます。
子どもの世界の人間関係での悩みは、誰でも持っているのもです。
この本を読むと、自分だけじゃないと思えます。
それから、ちょっと視点を変えると、悩む事もないのだと気が付かせてくれます。
大人が読んでも、子どもの健気さにきゅんときます。
親子で読んでみてはいかがでしょう。