読んでいる途中は、ずうっとイライラしっぱなしで。
どうしても聡子に感情移入ができなかったからです(そんな子ども
ではなかったから。もちろんのり子みたいな子どもではありません
でしたが)。
我が娘も6年生。塾通いもしています。いろいろと学校でのトラブルも
あるようなので、そんな姿とも重なったり。
しかし、娘はやられてしまう方だなあと親としては思っていたのですが、この本を後から読んだ娘も、私と同じように聡子にイライラして
いて。「リサはあたしみたい」だと言っていました。「クラスメートでもリサみたいな子いるわ。ああいうマイペースさ好きなんだよねえ」とも言っていました。
そうなんだ。リサなんだ。やられてしまうのも、マイペースさが原因であったりもするのかもなあ。そして、マイペースだからそんなのもあまり気にならないのかもなあと思ったのでした。
草野さんの本には、前回も途中はずうっとイライラさせられて、最後まで読んだところで「よかったー」となったのです。翻弄されているのです(笑)。