物語を作ろうと、学校の倉庫でネタ探しをしていた行也。
そこにふと姿を現した喫茶店のママとふたり、不思議な体験をします。
現実の世界と異世界か不思議な形でリンクしているこのお話。
異世界に迷いこんだ行也たちが、現実の世界に戻ってくることができるか、ハラハラドキドキした展開が続きます。
異世界では人をあらゆるものに分類します。
その分類するという行為は、私たち社会でも存在する「偏見」を象徴したもののようにも感じます。
自分は自分。
分類などされてたまるかという行也の気持ちに共感すると共に、自分も誰かを分類していないか深く考えさせられました。