デンマークを代表する作家オルセンの作品。
小さな機関車が、線路を外れて、隣町まで大冒険するお話です。
オレンジと黒と黄緑、シンプルな色彩が、温かみのあるお話にマッチしていてステキです。
イェンセンさんの台所に飛び込んでしまった時の、奥さんとのやり取りは笑えます。
物干しごと洗濯物をさらって走る機関車を見たお百姓さんたちの会話も、のどかでおかしさがこみあげます。
あちこちに迷惑をかけて元に戻った機関車の後日談にも、心がほっこりしてくるようです。
古き良き時代の雰囲気を楽しめる絵本だと思います。
女の子も好きになりそうなお話じゃないでしょうか。