ふしぎなお話でした。でも、何度も読みたくなる本なんです。
あおむしくんといいますが、本当に青い虫。食べ物だけではなく、人やもの、町、地上のもの何でも食べてしまうなんて、想像つきませんね。その想像を試されているような気分になりました。
子どもも大人も、あおむしくんの存在に不思議さと恐怖感を抱くかもしれませんが、あおむしくんの食後にのこる「無」という状態を、体験できます。現実には考えられないことを考えさせてもらったというか…うまく書けなくてごめんなさい。これも、ナンセンスの世界なんですね。
子どもが大人になって、自分の子どもに読み聞かせてあげるといいんじゃないかな、と思う本の一つです。