題名に「ミルクのように白く血のように赤い娘」とありますので、何となく白雪姫を思い出したのですが、イタリアの昔話です。
ある王子がチーズを食べていて指をナイフで傷つけ、白くて赤いきれいな娘と結婚したいと思います。
途中で会ったおじいさんから、三つのオレンジを取ってくるように勧められオレンジを割ると美しい娘が現れました。
もちろん、お話はここで終わらずに、紆余曲折あるのですが、その紆余曲折ぶりにも、いろいろな昔話が交じり合ったような片鱗が感じられてなかなかおもしろかったです。
絵がとても美しく物語の世界を豊かに引き立てていると思いました。