丘の上のちいさな家にくまとうさぎが仲良く暮らしていました。
そう、ずっと一緒に暮らしているんだから、すごく仲良しなんです。
ある日うさぎがくまに言います。
「本なんか読んでないで、早く夕ご飯作ってよね。」と。
そういわれたくまは、ムカッとします。
くまはうさぎのことが気に入らなくなります。
そしてついに大喧嘩!「出て行けよ!」と言っちゃいます。
うさぎは「ああ、出て行くよ」と家を出て行きます。
くまは「これで、落ち着いて本が読める。」と思ったですちっとも面白くありません。
気がつくと外は雨が降っています。
「うさぎったら、そういえばかさを持たないで、出て行ったな」くまは、うさぎのためにかさをもって、うさぎを追いかけます。
うさぎのことがとっても心配になり、途中の困難を乗り越えて
うさぎを追いかけます。
何気ない愛情のあり方を語っている絵本です。
友達であったり、恋人であったり、夫婦であったり・・
売り言葉に買い言葉で喧嘩になちゃう時ありますよね、
そんな時、読むと、相手のことをとってもいとおしく思えるかもしれません。