松居直さんの愛読書ということで読んでみました。
かなりの分量ですが、お子さん方に読み聞かせておられたというので、
その思い入れを感じました。
川辺の小動物たちのほのぼの田園ファンタジーです。
登場するのは、モグラ、ネズミ、アナグマ、ヒキガエルなど。
それぞれ個性的ですが、憎めない面々です。
前半はまったりと進みますが、
後半はヒキガエルのエピソードでヒートアップ。
なかなか豪快です。
「あかつきのパン笛」は加筆されたもので、
独特な幻想世界を感じましたが、神々しい存在感です。
川辺の生き物たちを見る目が変わってくるかも。
小学校中学年くらいからでしょうか。