常念御坊が法事から帰る途中、
野良犬があとからついてくるのに気付きました。
もしかして野良犬ではなくて狐なのでは?と
思い始めた常念御坊は気味が悪くなってきます。
常念御坊が正観を大事にしているのは、
単に正観が寂しがりやだからというわけではなくて、
一緒にいると疑いのない素直な気持ちを
呼び起こしてくれるからなのかな、と思いました。
新美南吉さんの作品は「ごんぎつね」や
「手ぶくろを買いに」を知っていましたが、
この「のら犬」は私も図書館で初めて知り読みました。
娘には他の作品も沢山読んであげたいと思いました。