親は無条件で、子どもを愛します。
でも、そのありがたみを理解するには、子どもがずっと大きくなった後・・・
子どもは皆、無邪気なころから思春期(反抗期)を通過して、
大人になっていきます。
誰もが通過する儀式なようなもの。
一貫して変わらないのが親の愛。
だから、子どもはどんな試練があっても乗り越えて大人になっていくんだろうな〜。
おかあさんのイタチの愛情も、息子グーの気持ちも、
両方とも理解できるのは、自分もそういう段階を経てきて、
大人になり、子どもを儲けて親になったからでしょうね。
ふたりの関係がよくわかるだけに、心にグググッとこみ上げてくるものがあります。
だから、一番感動するのは、現在子育て中のお母さん方でしょう。
でも、思春期のこどもたちにも、なにか心に響くものが残る絵本でもあると思うし・・・
いろんな立場の多くの人たちに読んでもらえたらいいと思います。
私も気になったのですが・・・
作きむらゆういち VS 絵みやにしたつや
の「VS」です。
この絵本を作る段階において、おふた方がご苦労されたのでは?
なんて、勝手な推測をしてしまいました・・・
でも、そのお陰で素敵なえほんに仕上がっていると思います。