葉っぱの上の赤いたまご、黄色いたまご、黒いたまごから、それぞれ赤いけむし、黄色いけむし、黒いけむしが生まれます。
みんな自分の色の葉っぱを食べて、自分の色のうんちをして、自分の色の傘を差して、自分の色のお花で眠ります。
3匹はみんな自分の色が一番きれいだと思っています。
やがて、さなぎになり、春が来てみんなきれいなチョウチョウになります。
だれが一番きれいか訊かれたモグラは、自分は目が見えないので、だれが一番きれいか分からないと言いますが、ほんとうは見えていて、みんなきれいなチョウチョウになったね…と思っています。
みんな仲良し、みんな違ってみんな良い、という、ふんわりとした優しい物語です。
accototoさんの絵本は、なんとなく昨今の教訓めいた感じがするものが多くし、私は少し苦手なのですが、色使いや動物たちが可愛らしく、息子は好きでよく見ています。