ファンタジックな淡い雪の色が本当に素敵。
雪の結晶が舞うページは、まるで花が咲きこぼれるような美しさで
雪が降って嬉しくて仕方がないピーターの気持ちが白い雪に映っているみたいです。
また、ピーターの着ている赤いコートが背景からくっきりと浮かび上がって、
ピーターがすぐ目の前で遊んでいるような感じを受けました。
ピーターの雪遊びは、みんな子どもがやりたがりそうなことばかり。
我が家の周辺ではこんなに大雪は降らないけれど、
ちょっとでも降れば、息子達も大喜びであれこれやってます。
息子は、まだ秋なのに「早く雪が降らないかな」そわそわしだし、
「雪が降ったらオレも『てんしのかたち』を作る!」と息巻いていました。
初版1962年の作品なのですね!
子どもが雪にはしゃぐ姿はずっと変わらないんだなぁ。
タイトル通り「ゆきのひ」の淡々としたストーリーながら、
ピーターの高揚感が伝わり、息子をちっとも退屈させませんでした。
雪が苦手になってしまった寒がりの大人の方も童心に帰れそうな、
雪の季節におすすめの絵本です。