吊り橋でピンチにつぐピンチ。
そんなキャベツくんとブタヤマさんの
なぜだか命がけな攻防を目撃する絵本です。
吊り橋の下のゴオゴオと流れる激流が
絵的にも危機をあおっています。
とんでもないことに巻き込まれていきます。
大魚が食べようとくるよ、
大蛇も大むかでも次々投入されるよ。
吊り橋理論なんてものがあるくらい
吊り橋を渡ること自体がドキドキする行為。
それにこんな幾重にもピンチが重なれば
ブタヤマさんでなくてもだれだって震えます。
早々と臨界点を超える展開。
わけわからない脱出で、ピンチは猛スピードで去っていきます。
そよ風の中でごちそうに向かって歩く二人に
超絶な展開を帳消しにしてもらい、
最後はほのぼのしてしまうから相変わらず不思議です。