キャベツくんとブタヤマさんのお話。
はじめは長新太さんの絵本を読むたびに考えていたことがあります。
何かを暗示しているのだろうか?
どんなメッセージをのせているのだろうか?と・・・
でもそんなことではないのだと解放されて読むようになってからは
本当に心臓から震えが出るほどのおもしろさを感じます。
もしかしたら長さんからが思っていることがあるかもしれませんが
そんなことを押し付けてこない、感じさせない自由さが何とも言えない魅力です。
そしてつり橋の上で
ながーい生き物が次々と出てくる奇妙さに笑っていたら
かわに落ちてしまうというハラハラ感、
テンポよく楽しませてくれます。
川に落ちた後、見開き使って「ゴオーゴオー」だけの
ページがあるあたりが本当に間がよく「詩人」だなぁと
かっこよく思います。