スフィンクスのアルルンは3000万年も眠り目覚めたとき ヘビのセルペンに昔の話を聞かせるのです。
アーボ王国の王様アーボは、家来たちを分け隔てしない! みんな楽しく過ごしていた。
このアーボのような 平等 これこそ 住井すゑさんが追求し続けたことなのです。
たまたま 10代めのアーボは双子で、平等に国を二つに分けたところまでは良かったのですが・・・・アーボ王が死んでしまうと 二人はお互いに自分が偉いと言い出して 、争いが起こるのです!
ここが 人間の浅はかさですね! 自分が上で相手を下に見ると 馬鹿にするココロが出てくるし欲も出てくるのですね!
双子の王様は 鏡をみて お互いに 右 左も見えるのは同じ 聞こえるのは同じ 動くのは同じ みんな同じに働くからしあわせ
右だ 左だ とこだわるのは 間違っているかもしれぬなア。
そうだ 話し合ってみようと 考えるのです
あ〜よかった! 自分の間違いに気がついたんだと思ったのに・・・・
向き合ってみると やっぱり 右が上だ! 右がとうといと お互いが言い張るのです・・・・
とうとう 剣で火花がちるのです。(あ〜争いが起こってしまった) 鏡は 粉みじんになり 空に舞い上がって果てしない大空になったのさ(タイトルの意味が分かります)
この大空に登っていく 真っ赤な太陽をながめ 大きかたよ 美しかったよ!(優しい心になれそうな気がします)
最後に「アーボ王や家来たちには みんな 二本のツノがはえていた
でも 今の人間はツノがない 角がなけりゃ つまらぬ事で 角突き合うことは なかろうからな 」
スフィンクスのアルルンは こう話して眠りにつくと締めくくられています。
しかし・・・
今の人間も、今もなお 争いが絶えないのです、 あちこちで、争い 殺しあい 涙しているのです・・・ 悲しい現実です・・・
住井さんが 「みんなを家来にする王さまというのは とかく身勝手で、みんな迷惑するからなア。」
私が言いたかったのは このことさ。
みんなで 青い空を見上げましょうよ。
こうメッセージされています!
このメッセージを この世に生きる人間が受け止めて暮らしたら 争いは起こらないのでしょうね!
亡くなられた住井すゑさんは 今の世の中を見て どう思われているのでしょうね??
長いお話ですが、 高学年の子供たちにも十分、分かる話だと思います
機会があれば 語ってあげたいです!
ハタオさんの絵がおもしろく 裏表紙の 鏡の中の一つ星が 印象深く残りました!