登場するのは、順番に、犬、猫、豚、牛、鶏、やぎ、象、ゴリラ。この絵本のすごいところは、これらお馴染みの動物たちの鳴き声だけで、ちゃんと物語ができあがっているところ。始めはおもしろさに気がつかないかもしれませんが、10回、20回と読み聞かせしていくうちに、鳴き声ドラマを演出したくなるんです。感情をこめて鳴こう(?)とするあまり、象のときは腕をブラブラ、ゴリラの時は胸を叩いたり、と思わずジェスチャー付で読むようになったら、子供がすっかり真似をするようになってしまいました。動物にぐんぐん興味がわき始めたのも、この本がきっかけだったと思います。