上巻を読んだ後、下巻は一気に読んでしまいますよ。
海辺の町で、不思議な少女マーニーとの友情が芽生えたアンナ。
ところが、いきなり衝撃的な事件が起こります。
風車小屋で、その友情は壊れたかのようになり、こちらまでハラハラです。
でも大丈夫。
二人の友情はそんなにもろい物ではないのです。
でも・・・。
姿を消したマーニーですが、アンナにはまた別の少女との出会いがあります。
マーニーの存在感も不確かになったかに見えるのですが、
物語は一気に真相へと動き出します。
しかもその真相は、アンナの長年の心象まで大きく変えてしまうのですね。
とにかく、たくさんの疑問が提示され、その謎を知りたい、ミステリーのような展開にビックリしました。
後半は大人でも読み応え十分ではないでしょうか。
ジブリで日本人向けに脚色されて映画化されていますが、
ぜひ、原作はしっかりと読んでほしいと思います。