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ラモーナは豆台風」 はなびやさんの声

ラモーナは豆台風 作:ベバリイ・クリアリー
絵:ルイス・ダーリング
訳:松岡 享子
出版社:Gakken Gakkenの特集ページがあります!
税込価格:\990
発行日:1998年
ISBN:9784051046248
評価スコア 4.33
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  • ラモーナの幼稚園時代

    ラモーナシリーズ、順番には読めなかったのですが、これが最後に読むラモーナ作品です。

    ラモーナの幼稚園時代です。

    幼稚園の話ですが、学校という名前で置きかえられて出てきますし、字の授業風景もあるので、日本の幼稚園というよりはプレスクールの意味合いが強いのかなと思いました。

    また、五歳のラモーナとハーウィが子ども同士で学校へ行くようになるのも、当時は珍しいことではなかったのか?今の日本の事情から考えるとあり得ないことで、文化や時代背景の違いを感じました。

    ラモーナ、やはり小学生時代のエピソードより幼稚園までのエピソードの方が楽しいものが多いように思いました。

    小学生以後は受け止め方も深刻になってくるし、またやることも変わってくることもあって。

    「ラモーナの婚約指輪」という章にはヘンリーくんも出てきて、ラモーナの動向に振り回されてしまうヘンリーくんが気の毒でもありながら、息子とクスッと笑ってしまいました。

    ラモーナ、本当に感受性が豊かだし空想力も豊かだと思います。

    ラモーナが「やぎのがらがらどん」になって歩くところなどはそう感じました。

    ラモーナシリーズに出てくる同級生のスーザン、ラモーナからすると合わない女の子なのですが、どうしてずっと合わないのか?この本を読んでよくわかりました。

    また、ラモーナが茶色の長靴を嫌うわけも、これを読んでよくわかりました。

    茶色の長靴のことは「ゆうかんな女の子ラモーナ」にも出てるので、そこでどうしてそこまで茶色の長靴を嫌うのかよくわからなかったので。

    ラモーナシリーズ、どれもラモーナの心情がうまく描けていて、親が読んでも参考になるのではないかと思います。

    毎日の読み聞かせにも向く本だと思います。

    投稿日:2010/04/12

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