我家で今一番人気とも言えるデヴィッド・ウィーズナーの1992年の作品で、コールデコット賞受賞作品。
お話は、火曜日の夜にカエルが蓮の葉にのって飛んだという事件を描いたもの。
実は、この前の日曜日の夜でしたが、近所の大学のグランド脇の小道を家族で帰宅途中に、カエルの大群に出くわしました。
その時、小学校1年の次男が「このカエル どこから来たのだろう?」って言っていたので、早速この絵本を読ませた次第です。
書かれた文字は、「かようび、よる8時ごろ・・・」とかの時間のみ。
あとの文章は全くなく、絵で楽しむというデヴィッド・ウィーズナーならではの世界が展開します。
写実的過ぎず、かといってデフォルメし過ぎず、丁度良いバランスで絶妙に描かれた絵は、秀逸としか言いようがありません。
それでいて、ウィットに富んだシーンも沢山描かれています。
何度見ても新しい発見があって、何度でも楽しめる絵本だと思います。