かえるはかえる、さかなはさかな。
地上で見てきたいろいろなものを楽しそうに話して聞かせるかえると、それを素晴らしい想像力で聞き好奇心をふくらませるさかな。
自分の強い意志で、外の世界に勇気をもって飛び込んださかなにとても共感してしまいました。
しかし、水のない地上でさかなは弱り、かえるに助けられて池の中に戻ります。
一生懸命に想像し、夢にまで見た鳥や牝牛や人間を、実際に見ることはできませんでしたが、そのためにチャレンジをしたこと。一旦離れてこそ、水の中の美しさに気付けたこと。
メッセージ性がとても強く、大人でも本当に考えさせられるお話でした。
また、絵がとても素晴らしくて、特にさかなが想像するカラフルな世界は、面白おかしく可愛らしくて、飾っておきたいような絵です。
レオ・レオニと谷川俊太郎のコンビ。さすがです!
とても大好きなお話で、みんなにおすすめしたい絵本です☆