重い心臓病をもって産まれた我が子。出産後3日目にして、大手術を経験しました。家内はまだ産院に入院中で、一人で心細い思いで子どもと同じ病院に宿泊しているときに、同じ病気で1か月前に産まれて、同じ手術を経験し、やはり病院に宿泊していた先輩ご夫婦にこの本をいただきました。「だいじょうぶ、だいじょうぶ」という言葉は、私にかけてくださった言葉であるのと同時に、自分たちにも向けられていた言葉だと思います。残念ながら先輩夫婦のお子さんは、「だいじょうぶ」ではない結果となってしまいましたが、うちの子は複合障害を持ちながらも、なんとか元気に育っております。今度は私が我が子に、「だいじょうぶ、だいじょうぶ」と話しかけながら、読み聞かせています。