何度読んでも、言葉の重みというか、おじいちゃんの孫に対する愛情と、僕のおじいちゃんへの優しさに涙してしまいます。読み聞かせる時は大変です、最後は、涙で字がかすんで見えなくなるし、「なんで泣いてるの?」と聞かれて、「すごく感動したの」と言い訳しています。
読んだ後に、だれかに優しくしたいと思わずにはいられない本です。こんな優しさに社会が満たされれば、悲しい事件なんておきるはずがないと思います。
人間にとってもっとも大切な心は、小さい頃から、思いやりや優しさに包まれていきてこそ芽生えるものだと語りかけているようでした。この子は、きっとおじいちゃんにしてもらったように他人にもやさしさを与えていけるんだろうな。お手本にしたい一冊です。