こぐま社のおたよりで、皆が絶賛してるので注文してみました。ちいさなしろくまくんの雰囲気にぴったりの、ちいさな絵本です。
「ね、〜しているでしょう。」と語りかける優しい文章に、いちいち「うん、そうだね。」と答える娘たちがほほえましく、読んでる私まであたたかい気持ちになれます。
ちいさなしろくまくんが、ある日ベッドをそっと抜け出して、夜の外に出かけますが、すぐにくたびれて、しかも迷子になってしまいます。しろくまくんが泣いていると・・・。
シンプルなストーリーもわかりやすく、絵もかわいらしいです。
長女は「私この本気に入った〜。」と抱きしめていました。
ただ気になるのは、「いいこ・わるいこ」の表現。おかあさん、おとうさんのいうことをきく=いいこ(つい、そう思いがちですが、本当にそうでしょうか?)。黙って抜け出すのは確かにいけないことだけど、いけないことをするから悪い子だとは思わないし、心の中ではいやだなと思ってるのに、親のいうことを何でもはいはいときくのがいい子とも思えません。悪いことをする子はいるけど(悪いことを何ひとつしない子なんていないんじゃないでしょうか?)悪い子はいない。みんないい子、というのが私の持論です。
以上の点で、評価とても迷いました。辛口かもしれませんが、ふつうにしておきます。