ちょーっと望遠鏡の性能を説明しすぎだが、そこは作者が楽しんでいることが伝わるので良しとして(笑)
いいね、小学校最後の夏休みだね。気は強くて人情家の愛梨が良い味を出している。
いいなーと思ったのが、親世代の心情が描かれていたこと。それは子供に則した子供中心の人生ではなく、子供も大事だけどちゃんと自分の人生、夫婦の生活をしている大人だったりして、13歳の子の親としてはそっちを読んでしまった。
子供へのアドバイスもいいね。望遠鏡を買ってやるでもお金や中古をやるでもなく、あくまでも自分で手に入れさせようとする大人たちが素敵。これこそが援助。
夏期講習で生活の一切合財を親に任せて一日勉強するよか、いくらも生活力になるね。
学校や家以外のこんな素敵な異年齢の場があれば素敵だなー。私も参加してみたいなー。
作者の経験だろうか、とてもリアルな観望会です。
またこの学校や家以外の場と、家庭が良い距離で繋がっているのも安心する。
真夏、娘と毎晩見た天の川を思い出しながら読んだよ。