きれいな本だな、と思って手にとった絵本です。
カメレオンというと、どんな色にも変身できて、普通は出来ないことなので、それってすごいよね、って思うのだけど、
それはそれで悩みの種となるらしい。
どの動物にも自分だけの色があるのに、自分には自分だけの色がない。
そう、それが悩みなのです。
どんなに緑になりたいと思っても、赤いところに行けば、赤になる。黄色いところにいけば黄色になる。ずっと同じ色でいることはできないカメレオン。
その悩みとは別に、やっぱり、いろんな色に変わるカメレオンの絵本はきれいです。
とってもきれい。猫や犬のように普段どこにでも見られるような動物じゃないだけに、子供にとっては、なぞめいていて神秘的と思う動物のひとつでしょう。
小さい子が読んでも、カメレオンの変身がいっぱい見れて、色あざやかで楽しいと思う。
そして、少し大きい子供には、仲間のいるということのすばらしさ、メッセージもちゃんと伝わるでしょう。