行く先々、見る物によって色を変化させていくカメレオン。そんな自分の色を持てない、カメレオン同士が出会います。同じ悩みを持つもの同士「ぼくら いっしょに いて みないか? いくさきざきで やっぱりいろは かわるだろう。 だけど きみとぼくは いつも おんなじ」って一匹が言います。初めこの部分を読んだとき「ぼくら」ってあるからオス同士なのかな〜って深く考えずに読んでいました。でも何回も読んでいくうちに・・これってオスがメスに言った・・ある意味プロポーズの言葉!?って思いはじめました。そう考えるとすごいかっこいい文章だなって感動しちゃいました。なんかそれって、家族にとても当てはまるというか、必要なことだなぁって。お互いを支えあい、カバーしあいながら一緒にいる。とても家族を持つって言うことの原点を振り返させてもらったいい機会になりました。子供たちはカメレオンの色が変化することの不思議さが、今ひとつ理解できなくて「どうやって色を変えてるの?」って疑問です。でもカメレオンが色を変化させることができるってこと、ひとつ勉強にもなりました。