きつねが育てた美味しいぶどうを食べていると、そこへたぬきが通りかかった。美味しそうだと言われ、ひと房あげた。ちょっともったいない気もしたけどという本音もちらっと聞こえたが…次の日、お礼にたぬきがりんごをくれた。そこで、きつねは考えた。みんなも食べたいに違いない。くま、うさぎ、さるにもあげると、今度はまた、魚、バナナ、いちごがもらえた。
そこで、またまたきつねが考えたのは、市場の始まりだった。
みんな、じぶんのあげられるものと
じぶんがほしいものを
とりかえっこした
経済の仕組みがとてもわかりやすく描かれています。物を売るために大切なこともわかります。五味太郎さんの絵が、さらにとっかかりを作ってくれます。これは教科書として使って欲しいと思いました。