がまくんとかえるくんのお話は、子どもより私の方が好きかもしれません。ちょっとひねったユーモアが子どもには、ストレートに伝わりにくいようです。
でも、この本の「そりすべり」には、親子で笑いました。
二人で一緒にそりに乗って走り出してすぐに、かえるくんはそりから落っこちてしまうのに、そうとは知らず、「きみと一緒だからそりは楽しいなあ」と言いながら一人で滑っていくがまくん。そして、一人だということを知った途端、あっちこっちにぶつかって散々な目に遭うがまくん。
二人だと思えば何でも出来てしまうところが、「二人」の絆の強さを物語っています。すごくおかしいんですけれどね。
また、この本の最後のお話「クリスマス・イブ」は、私が大好きです。二人がお互いを思い合う気持ちがとても感じられて、嬉しくなります。
特に今日は人のきつさに物凄く傷ついた日だったので、二人の温かい気持ちに、不覚にも涙が出てしまったのでした。