作者アーノルド・ローベルさんは、「こぶたくん」を読んで以来のファンです。
どれも、静か〜な幸せを感じられる絵本ばかりです。
「ふたりはいつも」は、かえる君とがま君、仲良しの2人のお話。
地面に積もった落ち葉を見て、かえる君は、がま君のうちの落ち葉かきをしにいく。
がま君は、かえる君のうちの落ち葉かきにいく。
2人とも、相手を喜ばせようと、内緒で落ち葉かきをするんだけど、2人がかえる途中に風が吹いてきて、かいた落ち葉は飛ばされてもとの降り積もった状態に戻ってしまう。
だから、2人が帰ってきた時には、それぞれ自分ちの庭は、おち葉でいっぱいだったんですね。
でも、自分ちのお庭は明日やればいいや、と思うんです、2人とも。
それよりも、今ごろ、相手が喜んでくれてるだろうなぁという気持ちで、幸せいっぱいなんです。
お互いが相手を思いやる気持ちにあふれた本です。
このお話以外にも、短編が4つ入っています。毎晩、1つずつ読んであげようと思うんだけど、7歳の娘も4歳の息子も、
「もういっこだけ。」
と、次を聞きたがる。
夜寝る前、静かな時間に、読んであげるのにいい本かな、と思います。