ママとサリーは冬に食べるジャムをつくるため、こけ桃山にこけ桃をつみにでかけます。こけ桃をつんで、ポルンポリンポロンとバケツに入れるサリー。けれど、夢中に食べたり摘んだりしているうちにママとはぐれて、気付くと親子で来ていた親グマの近くに。実は小グマのほうはサリーのママの近くにいたのです。両方のママはお互いの子どもを探して、見つけます。それからこけ桃山を下りて行きました。
サリーが摘むこけ桃は本当は、ブルーベリーなのだそうです。きっと、昔はブルーベリーが今ほど知られていなかったから、こうした訳になったのでしょう。
子供のころ、図書館で見ていてすごく気になっていた絵本。でも、なぜか読まずにすんでしまったのです。最近、復刊されたので、自分のために買いました。クマに遭ってしまう話だなんて知りませんでした。この短い事件で登場人物の個性がはっきりと浮かんで、メリハリがあって、楽しいお話しです。でも、何事もなくてよかった。
ちょっと長いお話しなのですが、小グマのかわいらしい表情を気に入っているらしく娘も好きです。