なかなか衝撃的なタイトルですね。これだけで小さな子には読ませにくくなっちゃいます。好きか嫌いか。いいか悪いか。全部か無か。そのどっちかにはっきりと分かれてしまい、妥協を許さないような態度のことを心理学の世界では all or nothing といいます。
嫌いだから捨てる。でも、本当に捨ててもいいの?と問いかけてくる本書は、グレーゾーンを理解しはじめる小学校4年生以降が無難かと思いますが、嫌い、死んでしまえ!と言っている子とそれを注意している先生のやり取りを見ていると、もう少し早くから読み始めてあげてもいいのかなとも思います。