題名は知っていましたが、読んだのは初めてです。
「ランパンパン」というのは、なんとなく楽しいおまじないの言葉かなと思っていましたが、読んでみたら、理不尽に愛するものを奪われた怒りの太鼓の音だったのですね。
それがわかると、私の心の中でのどかだった「ランパンパン」は、何だか勇ましい「ランパンパン」になりました。
内容は、前に読んだ『かたあしのひよこ』に似ています。
こちらはスペインの民話ですが、民話というのは国は違うのに、結構似たりよったりのものが多くて、何だか不思議です。
子ども達は、内容よりも「ランパンパン」という音が気に入ったようで、「ランパンパン、ランパンパンパンパンパン!」と勇ましく歌っています。