今江祥智さんが訳で本領を発揮してくれました。
かば君はいろいろなことに挑戦するけれど、失敗してばかり。
それでもめげない素晴らしい精神力の持ち主なのです。
失敗してばかりだけれど、なんだか楽しいのです。
それは「ぼちぼちいこか」という気持ち。
現代は「かばに何ができるか」ぐらいの意味なので、ほんとうに「まあええやないか」と思える内容には思えないのですが、とにかく、今江さんの語りで、かば君はへこたれるところを知りません。
幼児向けかもしれないけど、多少挫折を経験始める年にも救いの絵本ではないかと思います。