1954年初版の作品で、日本では1985年に翻訳されています。
物語は、ぞうのホートンが埃の上の目に見えない世界を守ろうと孤軍奮闘するというもの。
頑なに守り通そうとする姿に共感を覚える子供は多いことでしょう。
確かに、ぞうは小さな音も聞くことが出来るのかも知れませんが、他の動物達が全くその存在を信じようとしないという設定が絶妙です。
そして、その登場させる動物のキャクターも際立っていて良いです。
文章はかなり長く、幼年童話の範疇ですが、テンポが良いのでさほど長くは感じないかもしれません。
奇想天外なお話を楽しむといった趣の一冊です。