ぐっと歯をくいしばって、涙をこらえる顔。
表紙の男の子の、必死の形相と「おこだでませんように」の題名が結びつかなくて、どんなお話なのかな、と手にとった絵本です。
この男の子は、いつもいつも怒られている。
大人にとっては、その子が悪いことをしたから怒っているのだ、ということなんだろうけど、子供にとっては、納得のいかないことも多い。
ほんとはそんなつもりじゃなかったのに...って。
でも、それを言うと、怒られるから、ぐっと歯をくいしばってがんばっているのです。
読みながら、あぁ、わが子もこんなことがあるんだろうなぁ〜と、ちょっと考えさせられる思いでした。
「おこだでませんように」
それは、七夕の短冊に男の子が書いた願い事です。
怒られませんように...子供は、いい子でありたい、愛されたいと思っている。まずは、子供の言い分を聞いてやる、子供の目線にたってやる、そういう心のゆとりを持って接してあげないといけないよね〜とわが身を反省です。