「おこだ」って何だろう?
不思議なタイトルと、口をぎゅっと結んだ男の子の横顔。
絵本ナビで見かけるたびに、とても気になっていた絵本でした。
先日、図書館の新しく入った絵本のコーナーで見つけ、借りてきました。
家でも学校でも、いつも怒られてばかりいる男の子。
よいと思ってしたことが、全部裏目に出てしまう、ちょっと乱暴だけれど、本当は優しい男の子。
「〜だからやったのに・・・」心の中の言葉を、ぼくはいつも飲みこんだまま、横を向いて、さらに怒られてしまうのです。
ぐさっときます。
じ〜んとなります。
「怒ってばっかりでごめんね。」
子どもたちに謝りたくなります。
こういう子、クラスに一人か二人、必ずいますよね?!
また、この子とはちょっと違うタイプだけれど、我が家の長女も怒られると黙りこみ、ぶすっとした顔で横を向いてしまうので、「ちゃんと聞いてるの?!」と、余計感情的に怒ってしまいます。
ああ、怒られながら、きっと心の言葉を発しているんでしょうね。
恥ずかしくなります。
この先生や、お母さんのように、自分の非を素直に認められる、謙虚な大人になりたいです。
怒られっぱなしの男の子を気の毒がりながらも、関西弁の響きを喜んでいた次女でしたが、ラストシーンでほっとしたような笑顔を見せてくれました。
七夕の頃、低・中学年に読んでみたい絵本です。
でも、本当は、子どもより、先生や親に読んであげたい絵本ですね。