「にわのちいさななかまたち」というシリーズの一冊。
虫が主人公のフランスの作品で、既に30冊以上が既刊されているようです。
カズコ・G・ストーンさんの「やなぎむら」と比較してしまうのですが、やなぎむらに軍配が上がるような感じがしています。
特徴的なのは、ヴィヴィッドな色。
ウンガロのデザイナー出身というだけのことはあります。
ただストーリーはというと、いもむしのカミーユだけが蝶になるのが遅れたというもので、良くあるパターン。
しかも、文章が多いので、絵の対象年齢とのギャップがあるため、読み聞かせするには飽きてしまうのではないかと危惧してしまいます。
キャラクター自体と鮮やかな絵は、凄く魅力的なので、純粋に絵を楽しむ作品と言えそうです。