世界の国旗の絵本です。アジア、ヨーロッパなど地域ごとにあいうえお順に表示され、国旗、国名、首都名、世界地図の中でのおおまかな位置、国旗の由来の簡単な説明がそれぞれ載っています。B5の1ページの中に、3ヶ国または6ヶ国が表示されています。これでだいたい大きさのイメージが分かるでしょうか。他の国旗の絵本だと、主な国は大きく載っていても、それ以外は小さかったりするものもありますが、この本ではそんなことはありませんでした。
子供はまだ2歳なので、「国」とか「国旗」ということではなく、とりあえず「キレイな模様」として楽しんでほしいなと思っています。国旗には、お星さま、お月さまが描かれてある国が多いんですね。見つけては「あったよ!」と教えてくれます。日本の見開きのページには、日本とよく似たバングラデシュの国旗があって、「おなじだよ!」と言っていました。
大人も十分楽しめます。私自身は世界地図や地球儀をただ眺めるのももともと好きですが、この本もとても気に入りました。「へぇ」という発見がたくさんあり、勉強しているという感じじゃないのに勉強になるのもよいです。学校の勉強もそうだったらいいのに。うちに遊びに来た妹も、熱心に眺めていました。
カラフルだったり複雑な模様がついていたり、素敵な国旗がいろいろありますが、シンプルで分かりやすく、子供でも簡単に描くことができるし、日本の国旗っていいなあと改めて思いました。