バーニンガムといえば、訳者は谷川俊太郎さんです。
物語は、山登り中に誤って落下してしまった男の子アルバートが、くもの世界の子供達に助けられて、くもの上でその子たちと暮していたけれど、ある日フッと、両親のことを思い出して、くもの女王様に元の世界に返してもらう。というお話です。
ただこの物語には、裏の話があるような気がしてなりません。
例えば、山で子どもを失った人の鎮魂歌であるとか、亡くなってはいなかったけど、意識不明の重体であったけど、ある日目を覚ました子どもが、眠り続けている時に見た夢であったとか。
実写の写真との合成で、逆に幻想的な世界を強調されているような気がしました。