胸にずぅ〜んってくる重みがあるんです。
喜びでも悲しみでもない、深くて混沌としたモノがずぅ〜ん。
正直、1度読んだだけでは内容を掴むことができませんでした。
で、あとがきのもりひさしさんの解説を読んで、再び読み返しました。
すると、今まで見えなかったものが見えてくるって言えばいいのでしょうか。
犬・アンジュールの表情の意味が見えてきて、ますます「ずぅ〜ん」
で、私はこの白黒絵本のラストがカラーに見えました。
暗い部屋のカーテンを開けたような、パァっとした明るさ。
幅広い年齢層が、それぞれに向き合うことができる絵本だと思います。