この作者に出会ったのは、10年くらい前でしょうか?!
2つ下の妹から誕生日にプレゼントされた「マリオネット」という絵本でした。
やはり、まったく文字のないデッサン画で、少年とマリオネットと人形遣いのおじいさんとの交流が描かれていて、こんな大人のための絵本もあるのかあ?!と衝撃を受けたのを覚えています。
さて、この「アンジュール」も、古本屋にしては高かったけれど(大人のための絵本だからしょうがないかな?)見つけた時迷わずGETし、今までも時々ひそかに眺めていた、私のための絵本です。
感想を書くにあたり、初めて子どもたちに読んでみました。(といっても文字はないのですが。)どんな反応をするかなあ?と・・・。
やはり、最初のシーンにショックを受けたようです。
「どうして?!飼ってたんでしょ?!」
この犬=アンジュールがどうなってしまうのか?くいいるように見ていました。最後はホッとしたようですが、どうしても最初のショックが忘れられないというか、すっきりしないという表情をしていました。
感想を聞くと、「かわいそう。」とひとこと。
「でも、最後はよかったでしょ?」と聞くと、うんと頷いてはいましたが・・・。
だから、評価は迷います。私自身は五つ星をつけたいところですが、子どもにとってという観点からすると、四つ星にしておきます。