ある町のまんなかに消防署がありました。そこにははしご車ののっぽ君と、高圧車のぱんぷ君と、救急車のいちもくさんがおりました。
みんな、自分の活躍ぶりを自慢していました。この消防署の隅っこに、古いジープを改良した、ちびっ子消防車のじぷたがいました。
仲間からも、ちょっぴりばかにされた、なんだかかわいそうたじぷたでした。そして、子どもたちからも相手にされないのです。
ちょっと懐かしい絵本です。子どもたちが幼い頃、大好きなお話でした。かっこいいはしご車たちよりも、小さなじぷたが大好きだったのです。まだ幼かった我が子は、同じように小さいじぷたに親近感を感じたようです。だから、相手にされないじぷたがかわいそうで、一生懸命応援していました。
あるイベントで、色々な消防車を見る機会がありましたが、小さな消防車を見つけて『じぷただ』とはしゃいでいたこと、改めて思い出しました。
いつまでも、読んでほしい絵本の一つです。