ひろちゃんのあいさつは『こんにちは』ではなくて、『こんちくわ』です。
『こんちくわ』とあいさつをされると相手も『こんちくわ』なぜか移ってしまいます。パパもついつい上司に『こんちくわ』とあいさつをしてしまい、叱られてしまいました。
ママもかんかんに怒っています。どうにかして、正しいあいさつをさせようとするのですが…
いつ頃からこんなあいさつが聞かれるようになったのでしょう。
私が勤める園の子どもたちに『こんにちは』と声をかけると、確かに『こんちくわ』って返事が返ってくることがよくあります。それを聞いた子どもたちも一緒になって『こんちくわ』
本当は、よくないあいさつかもしれませんが『こんちくわ』という時の子どもたちは、みんな笑顔です。
ひろちゃんのあいさつにまねをした人たち、なんだか楽しそうだし、おかあさんだって、新しいお友だちができたりしたので、『こんちくわ』は悪いことばではなさそうです。
なんだか、不思議なあいさつです。
そんな不思議なあいさつを子どもだけではなく、おとなの世界まで広げてくれるお話、楽しくなりました。